小川さくらさん
国際学類 英語文化コミュニケーション専修4年
独立行政法人国際交流基金(The Japan Foundation)の派遣事業「日本語パートナーズ」でインドネシアに派遣された小川さくらさんが、約8ヶ月の任期を終えて帰国しました。
8ヶ月の異国の地でのボランティアに関して、経緯やどんな生活をすごしたのか、アシスタントティーチャーとしての活動内容や将来に向けてのインタビューをさせていただきました。
小川さんの前回の記事はこちら
■2018年3月に、インドネシアでの活動を終えて帰国しました!
インドネシアの西ジャワ州のブカシというところに、約8ヶ月間、日本語を教えるアシスタントティーチャーとして、派遣されてきました。
派遣前の1ヶ月間、日本でアシスタントティーチャーとしての勉強やインドネシア語を学び、いよいよ渡航。行く前は、どんな世界が待っているのか、どきどきでした。
【ボランティア生活でのタイムスケジュール】

5:00 |
起床 |
6:15 |
出発 |
7:00 |
登校、授業開始 |
~ |
90min × 2クラス |
13:00 |
(午後もある場合) |
~ |
90min × 2クラス |
16:00 |
授業終了 下校 |
18:00 |
夕食、シャワー |
20:00 |
フリータイム |
23:00 |
就寝 |
1日のスケジュールは大体こんな感じです。この他に、土曜日には日本語クラブの生徒に日本語を教えたり、月に1回の文化紹介の日に日本文化としてさまざまな催しを行いました。文化紹介の例だと、たこ焼きを8クラス分やったりとか、もちつきをやってみたり。準備が大変だったけれど、楽しんでくれる生徒の笑顔を見ると、完璧ではなくてもやってよかったなと嬉しくなりました。

■一緒に活動した現地人のパートナーと出会えて本当によかった
現地では2~3人のチームとして、活動を行っていきます。私にも女性の先生であるパートナーがついてくれました。一緒に活動するだけでなく、性格や好みが似ていて相性がとてもよく、私のお姉さん的な存在でもありました。また私とは異なる背景、文化をもっているにも関わらず、どこか通じるところがあるということを感じさせてくれたのが彼女でした。お互いのことを少しずつ知りながら、ゆっくりと、でもしっかりとした信頼関係を築くことできました。
■1番嬉しかったのは誕生日のサプライズで、辛かったのは帰国すること
ボランティア中1番嬉しかったのは、誕生日をみんなに祝ってもらったことです。各クラスでケーキを用意してくれサプライズをしてくれました。インドネシアでは日本ほど誕生日を大切にしてないそうで、パートナーの先生が日本文化を知っていて、準備をしてくれたようです。その気持ちや心遣いが嬉しかったです。
1番辛かったのは、任期を終え、日本に帰国することでした。それほどまでに、インドネシアでのボランティア生活は、私の中で大切なものになっていました。最後に生徒や先生方からもらった言葉は心に強く響き、感動しました。
■インドネシア渡航前に比べ、自分に自信がついた
以前の記事をあらためて読んでみると、当時の不安な気持ちと自信のなさが感じられますね。休学とプログラム参加に迷いはなかったものの、自分のした選択が正しいのかどうかに自信がなかったんだと思います。でも実際、インドネシアに行ったらそんなことはとうに忘れて伸び伸びと活動することができました。選択や決断が苦手な私にとって、今回はじめて納得のいく活動にできたんじゃないかと思います。胸を張って「行ってよかった」と自信を持ってお話できます。
今後はこの経験を活かして、まずは日本語教師の資格を本学で取得しようと頑張っています。その後、日本語教師の資格を活かした業界で、働こうと思っています。
■ボランティアや何かをやりたいけれど、自信のない学生さんたちへ一言
とりあえず何かできそうなことをやってみましょう。説明会などは随時やっているとおもうので、まずはその場に足を運んでみるとか、行動しましょう。少しずつでも動けば、それが自分の自信になって、また次の行動に続いていきます。自分のやりたいこと、考えていることに向き合い、決意を固めていければいいと思います。頑張ってください。
終始きらきらした笑顔でインタビューに応じてくれたさくらさん。インタビューのご協力ありがとうございました。今後の活躍を期待しています!